xcs VS LightBurn

皆さんはレーザー加工機を動作させるのに使っているソフトは何を使っていますか?

xToolオリジナルソフト「xcs」xTool Creative Space、レーザー加工機のソフトと言えば定番の「LightBurn」

レイザッカではハイブリットで作成しています。但し、最終的な加工時は「xcs」を使っています。しかし、レイヤ管理や加工順位等を考量すると「LightBurn」が便利かも知れません。xToolのxcsは日々バージョンアップを行っています。言い換えれば足りない機能を随時追加しているようです。
LightBurnは無料で使えますが安心して使う場合は有料版での利用が良いと思います。
一般的な機能について細かい点まで考えられているのはLightBurnです。単にデータをインポートし加工する方は気にはならないと思いますが、それなりの加工をする方はLightBurnがメインだと思います。xcsのバージョンアップはかなり頻繁に行われていますがどこがどう変わったのか、新機能の使い方は等の説明が少ないとも感じます。
又、Ai機能やエンボス加工の際にクレジットが必要なのは如何なものかとも感じています。
結局、xcsであってもLightBurnであっても作図機能と加工機能と言う二つの要素が組み込まれていますが、色々と比較したいと思います。

 機能比較

機能・特徴 xTool xcs LightBurn
対応ファイル形式 SVG, DXF, PNG, JPG など SVG, DXF, AI, PDF, BMP, PNG, JPG 他多数
加工データ編集 基本的なトリミング・配置 詳細なパス編集、ノード編集、テキスト編集可能
レーザー制御 シンプルでxTool機種に最適化 幅広い機種に対応し細かいパラメータ調整可能
レイヤー管理 基本的なレイヤー機能あり 複数レイヤーで色分け、加工順序設定が詳細に可能
速度・出力調整 直感的な調整が可能 細かな速度・パワー設定、グラデーション対応
ネットワーク接続 Wi-Fi・USB対応 USB、Wi-Fi、Ethernet対応(機種による)
プレビュー機能 加工プレビューあり 3Dプレビューあり
マルチパス加工 基本対応 充実
ギャップ処理やベクター編集 限定的 高度なベクター編集ツールを搭載
フォントサポート 限定的 多言語フォント対応、アウトライン化も可能
スクリプトやマクロ なし なし(ただし高度な設定は豊富)
アップデート頻度 xToolから定期的 活発

メリット・デメリット

xTool xcs

  • メリット

    • xTool機種との親和性が高く、初期設定が簡単

    • シンプルで初心者にも使いやすいUI

    • 無料で利用可能

    • xTool独自の便利機能(例えば位置調整や材料プロファイル管理)がある

  • デメリット

    • 高度な編集機能やカスタマイズ性は控えめ

    • 他社製レーザーや特殊な加工には向かない

    • ソフト自体の拡張性が低い

LightBurn

  • メリット

    • 多くの機種対応で業界標準に近いソフト

    • ベクター編集やレーザー制御が細かく可能

    • 3Dプレビューやマルチレイヤー管理など多機能

    • ユーザーコミュニティが大きい

  • デメリット

    • 有料(購入コストがかかる)

    • 初心者には機能が多すぎて少し難しい場合がある

    • 日本語対応は限定的で英語がメイン

こんな人におすすめ

  • xTool xcs
    → xTool製レーザー加工機を使い始めたばかりの初心者や、シンプルに操作したい方
    → 追加コストをかけたくない方

  • LightBurn
    → 複雑なデザイン編集や加工設定を細かく行いたい中~上級者
    → 複数メーカーのレーザー機を使っている、もしくは今後使う可能性がある方
    → プロユースやビジネスで多彩な加工を行う方

補足

  • xTool xcsはxTool純正機との連携で最新機能が真っ先に対応されることが多いです。

  • LightBurnはxTool機でも使えますが、機種によっては細かい設定調整やファームウェアのアップデートが必要な場合があります。

  • どちらのソフトも試用期間や無料版がある場合があるので、実際に触って操作感を確かめるのがおすすめです