ハニカムボード

レーザー加工機を使用する方の全てが加工する材料の下にハニカムボードを利用されていると思います。

名前の通りハチの巣状に加工されたモノです。レーザーで加工をする素材の接地面を少なくしレーザーの反射を少なくする事で加工物の裏面の焦げの減少、アクリル板等の切断面の均一化に影響をします。
このハニカムボードの清掃はどうすれば良いでしょうか?

このようになって使い続けると木材等の切断時に確実に裏面に焦げと汚れが付着します。

レイザッカでは高圧洗浄機ケルヒャーを使っています。そして「リンナイウルトラハードクリーナー」を吹きかけてケルヒャーです。殆どの汚れが落ちて新品のように再生されます。

しかし、ケルヒャーが無い、使う場所も無いなど使う方は少ないと思います。しかし、この状態でレーザー加工機を使い続ける事は止めた方が良いと思います。

ペーパーで出来ているハニカムボードもありますが切断等の場合、使い続けると火災の原因にもなります。又、上のハニカムボードに小さい木片が挟まっていたりすると同じように火災の原因になります。もっと言うとレーザー加工機を使用する際に「レーザー光線による障害防止対策要綱」を知識として理解する必要があります。時間がある時に調べて見て下さい。要は法律に準拠した商品を使う事が第一ですが、加工時に炎が出た際に緊急停止をするマシンであるか、無いか等色々とあります。

話がズレましたが、ハニカムボードについてはレイザッカでも苦労をしました。そこで開発し完成したのがピンボードです。

元々は単品のピンを作ったのですが、色々と問題が見つかりました。焦付き防止ピンとして販売しているようですが、レイザッカで出品した後に同じ商品が出品されていました。同じような事を考える人がいるのだと思いました。
当初、作った焦付き防止ピンがこれです。

ハニカムボードの上に置いて使います。但し、色んな問題がありました。製品作りには向いていません。
レイザッカで販売をしているピンボードは一般的なハニカムボードとは異なり掃除が楽です。当然、焦付き等も大きく減少されます。

但し、使う事の出来ないレーザー加工もあります。加工する素材とレーザーヘッドの距離が10mmに満たないレーザー加工は使う事をお勧めしません。原因について興味のある方はお問い合わせ下さい。写真付きで説明を致します。

何れにしても一般的なハニカムボードは、そのまま使い続けることは避けて下さい。掃除が大変だと思わず汚れたら掃除をすることをお勧めします。